1. トップ
  2. 伝える・つなぐ
  3. プロジェクトストーリー
  4. 小国町の農地を再生する
challenge 01

小国町の農地を再生する

熊本県阿蘇郡小国町、圧倒的なスケールの農地。再生する覚悟を決める。

熊本県阿蘇郡小国町、圧倒的なスケールの農地。再生する覚悟を決める。

2009年、熊本県阿蘇郡小国町の耕作されていない農地引き受けのお話をいただきました。
約17ヘクタール(約5万坪)という広大な敷地。福岡の大自然の中で暮らす私たちも、そのスケールの大きさ、自然の壮大さ、空気の綺麗さに感動する程すばらしい場所でした。

しかし、これだけの規模の農地を耕作し再生する。
延々とつづく農地に圧倒されながら、これから始まる果てしない作業を社員みんなが覚悟を決めました。

担い手の高齢化・労働力不足や農産物の価格低迷などにより、耕作放棄地が年々増えてきています。
一度耕作をやめてしまうと、農地の原形を失うほどに荒れてしまい、作物の育てられる農地として再活用するのが難しくなってしまいます。

周りの農地への悪影響や、病害虫の被害、鳥獣による食害、その他にも用排水施設の管理への支障やゴミの不法投棄場となってしまうなど、さまざまな問題が挙げられています。耕作放棄地の再生を通し、担い手の確保、地域雇用への貢献、日本の農業の応援、そして国内産の良さを広げていくことに少しでも繋がればと願っています。

土作りから始まる農業

土作りから始まる農業

約7年耕作放棄されていた土地での農業は、土作りから始める必要がありました。
痩せた土地では農作物が育たず、おいしい作物をつくることはできません。

栽培を始めたのは、にんにく、唐辛子、大根、生姜などの農作物。
自社農場だからこそ、他の農家さんたちがつくりにくいものや、農家さんではなかなか割に合わない作物を中心に栽培を始めました。
それぞれの作物に最適な土になるように何度も試行錯誤し、荒廃した土地を再生していきました。

自分たちで汗を流し農業をやるからこそ、農家さんたちの想いを知ることができる

自分たちで汗を流し農業をやるからこそ、農家さんたちの想いを知ることができる

自分たちで農地を耕作し、作物を育てるということは、農業の大変さ・大切さを自ら体験できるということ。
小国農場を始めた当初、本社の社員はもちろん、グループ会社の社員も数時間かけて小国町に向かい、農作業の手伝いに交代で行きました。社長は誰よりも多く小国町へ足を運びました。
農家さんの苦労を知るからこそ、全国の契約農家さんたちのありがたさを理解できる。
作業を通し、実際に自分で汗を流すことでしか感じることができないものが、そこにはありました。
この小国町の農地再生プロジェクトを通じて、社員全員がそんな貴重な経験を得ることができました。

さらに耕作放棄地で栽培された農作物の一部が、WAYASAIシリーズの商品として生まれ変わる喜びも感じています。
自分たちで栽培・収穫、そして加工までを手がけることは、安全・安心な商品作りにおいて、大きな自信に繋がりました。
これからも、新しい農作物の栽培に挑戦していき、これまでは国内産では難しかった商品作りにも取り組んで行きたいと思っています。

PROJECT STORY

  • 雑穀米との出会い、それが日本ではじめての「雑穀米」の始まり
  • 小国町の農地を再生する
  • 荒廃した竹林を再生し、豊かな資源としての竹林を育てる
  • 歴史ある旧家、ふかほり邸を旅館へリノベーション
  • 漁師さんとともに、天然物の海産物を届ける
© BEST AMENITY. all rights reserved.